旧佐世保無線電信所施設 電信室
旧佐世保無線電信所は、佐世保市南部の針尾島に所在する海軍が建設した長波無線通信施設で大正11年に竣工した。三基の無線塔を一辺300mの正三角形の頂点に配置し、その中心に通信局舎である電信室を配置する。設計は佐世保鎮守府建築科により、工事監督を吉田直(のぶる)が担当した。
無線塔は、円形平面の鉄筋コンクリート造の塔で、基部の直径12.1m、高さ136mを測る。きわめて精巧な施工のコンクリート打放し仕上げとし、大正期におけるわが国のコンクリート技術の高さを伝える。電信室は半地下式の建物で、正面と背面を石張で仕上げ、内部には通信業務を担う発電機室や送受信機室などが設けられる。
旧佐世保無線電信所施設は、わが国現存唯一の長波無線通信施設として、高い歴史的価値が認められる。また、大正時代におけるわが国最高水準のコンクリート技術を示すものとして、土木技術史上においても重要である。（文化遺産データベースより）
気象庁「長崎は今日晴れと言ったな？あれは嘘だ」(2回目)
というわけで、皆さんお元気でいらっしゃいますか。
我が某Ｆ県でも緊急事態宣言がやぁと終わり、晴れて県外進出が可能に…（血涙）なので以前に塔の内部は見たものの、電信室は見れていなかった「針尾送信所」へと正月のリベンジに行ってまいりました！
この日の天気予報は福岡・長崎ともに曇り（降水確率20～30％）ということで、まぁ安心して雨具の準備もせずに、いつものお店佐世保バーガーＫＯＲＯＮさんのスペシャルカレーで腹ごしらえをしてから突撃…っておい、食ってる間に超雨降ってきてるんですが…
走ってる間に止まないかなーとか期待しながら針尾送信所へ向かいますが一向に止む気配なし orz 「木の下に停めて良いよ！」という送信所ガイドのお婆様から温かい言葉をいただきながら到着です！
小雨の中ということで自分以外の見学者を見かけませんが、最初見たときから中に突入したかった電信室へ。ここ！ここ入りたかったのよ！！
左右にありますメットを一個借りて中へ中へ。
思った以上に広いっスわ。
ところどころに立ち入り禁止の部分はありますが、それでも優に教室２～３部屋合わせたくらいの広い地下空間が広がっております。写真を撮りながら奥へと向かいますと…
嗚呼、素晴らしい…
一番奥は半地下になっております機械室が。これまた小学校の体育館くらいはありそうな大きさで、上から差す光が超神々しい…誰もいない静かな室内で５分くらい立ち竦んでおりました。
気を取り直してまた雨の中へ。
上の建物から入れないかなーとかも思ったのですが、よく考えたらこの窓群が先ほど見た機械室の採光窓ですよね。ここから入ったら朽ちた足場しか無いし無理（＾＾；
一通り見て満足したのですが、折角なので以前行った塔までもう一度向かいます。
相変わらずスゲェ迫力…。塔内部は以前だと奥まで入れたのですが、今は落下物のために手前までの見学になっておりました。
本当はもう一カ所行きたかったのですが、雨が止む様子もありませんのでこれにて撤退、結構ずぶぬれで震えながら帰還しました。気象庁ェ…
