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休艦日その311 福井県平和祈念館(福井県鯖江市)———— 2022年 5月4日

福井県平和祈念館

福井県平和祈念館は、戦争の悲惨さを後世に語り継ぎ、世界の恒久平和を祈念する拠点として、平成19年4月に国の助成を受け福井県遺族連合会によって建設されました。祈念館には主として下記の2室があります。
(1)展示室
 鯖江36連隊の戦跡をあらわす写真や遺品。(国、兵士あるいは妻などからの寄稿文集等)
 展示品は旧将校集会所跡地に建てられた三六武道館に保管されていたものに全国に散らばる36連隊兵士の遺族からの寄贈によるもの。
(2)研修室
 福井県遺族連合会の歩みを示す物のほか戦没者遺児による慰霊友好親善事業および遺骨収集事業参加者の活動記録写真等が展示してあります。(鯖江市HPより)

歩兵第36連隊

歩兵第36連隊(ほへいだい36れんたい、歩兵第三十六聯隊)は、大日本帝国陸軍連隊のひとつ。駐屯地は、福井県鯖江市。(wikipediaより)

 

 

この日の天候は…超晴れ!

ということで、早朝6時からやってる無料バイキングで腹を満たし、2時間程かけて福井県鯖江市にあります福井県平和祈念館」へ向かいます。

こちらは常に開いてる場所ではなく要予約。朝9時にお伺いするよう約束しておりますので遅刻するわけにはいきませぬ。

 

 

そして8:30に到着するワイ。ちょっと早かった

 

 

併設された公園で親子連れがキャッキャウフフと遊んでる姿を横目に周囲を探索。とても綺麗に芝や植木が整備され清々しい雰囲気の場所です。

強くなった日差しをさけるようバイクを日陰に動かしていると1台の車が…乗ってらっしゃったお爺様が此方の管理をされている方でした。

 

 

元々ここ周辺は歩兵第36連隊の練兵場や陸軍墓地だったとの事で、戦後色々あって忠霊場となり、その第36連隊の戦争遺品を集める際に平和祈念館になったと教えてくださいました。今でも遺骨の帰国事業や平和啓蒙活動をやってらっしゃるらしく、写真を交えて沢山の事を教えていただけました。本当にありがとうございます。

 

解説を受けながら平和祈念館の中を拝見します。

 

 

 

お話を伺った通り第36連隊関連の資料が沢山展示してありますが、現在資料の整理が追い付いていないらしく人とお金が足りないと苦笑いされていらっしゃいました。その辺はどこの祈念館・記念館も直面している問題ですよね…。

 

あと、高齢化によって資料に関心を持つ人も少なくなってきているので、是非若い人にも関心を持って欲しい、今回は若い人に来てもらって良かったと言っていただけました。

 

 

祈念館を拝見した後は、奥にあります慰霊塔へ伺います。

 

 

 

こちらが忠霊塔。支那事變以降の戦没者を祀った場所との事で、今回は塔の中まで拝見させていただくことができました。中には戦没者の名前が入った陶器の筒が所狭しと並んでおります。昔は位牌も並んでいたらしいのですが、そちらはあまりに痛んでしまったのでお寺で燃やしていただいたとの事。

 

ただ、太平洋戦争で出兵した人達の遺骨は回収が難しいらしく、ひとつの大き目の箱に遺骨がまとめて入れらておりました。まだ帰って来られてない人も多いのでしょうね…。改めて塔の中で手を合わせ、慰霊の念を送らせていただきました。

 

今回見学させていただけたのは素晴らしい経験になったと思います。

ガイドしていただいたお爺様に重ねてお礼を述べてこの地を離れました。