北上平和記念展示館
北上平和記念展示館は、藤根地区交流センターに隣接する藤根生活センター内に開設され、平成14年の開館以降、多くの入館者がありました。同館には戦時中、同地区で長く教師を務めた故高橋峯次郎さんに戦地の教え子から寄せられた軍事郵便や銃、衣服、教科書など戦時資料約400点が展示されています。
（中略）
心のささえ故郷通信「眞友」高橋峯次郎さんは戦時中（日中、太平洋戦争）、戦地の教え子たちを励ますため故郷通信「眞友」を送り続けました。返信として高橋さんに届いた軍事郵便は7,000通にも上っています。田畑の作柄を心配する気持ち、戦況や友の戦死報告、特攻隊員として出撃を待つ気持ちなど内容はさまざまです。
（展示館HPより）
艦これイベ始まっておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
自分は毎年恒例（去年はコロナで無し）の８月末旅行へ行ってまいりました！
今回は久しぶりの東北行ということで、今まで行ってなかった場所を色々詰め込んだためにスゲェ不規則なルートになった模様。
とりあえずいつものカバンに３泊分の荷物を詰め込んで、朝イチの飛行機で仙台へ。
そこからレンタカーで北上し、岩手は北上市を目指します。
途中のコンビニで飯を食いつつ、２時間程で「北上平和記念展示館」へ到着です！
中に入って学芸員のお姉様方にご挨拶をしつつ、写真撮影の可否を聞いて内部へ突入です。
まずは入って左手にあります「郷土館・戦史館」の方へ。
こちらは郷土の歴史的出土品や北上の戦史にまつわるものが沢山集めてあります。B-29に据え付けられてた機銃なんかもあって一寸凄いっス。
こちらで亡くなった特攻関連の展示なんかもあってかなり勉強になりました。
そして右側にあります圧巻の展示…
ここには故高橋峯次郎先生という方が、北上出身の兵士たちに現地の情報を綴った「眞友」という冊子を送り続け、それに対する返信が7,000通以上収められているとの事です。学芸員のお姉さまが詳しいお話をしてくださったのですが、当時の検閲にかからぬよう気を使ったやりとりを長く続け、どれだけ兵士の心の支えになったか・・・。
現在は北上出身の元社長の寄付と自治体の予算で何とか保存・マイクロフィルム変換が続けられているらしいです…が、マイクロフィルムを見る機械が貴重になってるという悩みも伺いました（＾＾；
また、展示されている衣装や鉄兜は触れる事が出来、北上の小中学生が戦争劇をする時分には衣装の貸し出しなんかも出来るとの事。「福岡から来た」と言うと驚かれてらっしゃいましたが、自分もここまで貴重な展示は初めて拝見した次第です。是非全国の皆さんに見ていただきたい内容でした。
そして1時間程拝見した後は、ここから15分ほどの場所にあります「岩手陸軍飛行場跡」へ。
大部分は工場用地になっておりましたが、記念碑と公園が残っておりました。
足を雨露で濡らしながら草原を睥睨します。こんな北の地からも特攻機が飛び立ったのですね・・・手を合わせて慰霊の念を送りました。
こんな感じで晩夏の東北旅行開始です。
・・・俺たちの旅はまだ始まったばかりだ！（３ヵ月ぶり18回目）
