万世特攻平和祈念館
陸軍最後の特攻基地。
昭和18年夏から19年末にかけて吹上浜に建設されたのが、陸軍最後の特攻基地「万世飛行場」。
この飛行場はわずか4ヶ月しか使われませんでしたが、17歳の少年飛行兵を含め200人近い特攻隊員が“祖国のため”を合言葉に、ここから沖縄の空へと飛び立っていきました。「万世飛行場」跡地に、恒久の平和を祈念するよう建てられたのが当祈念館です。館内には、死を間近に控えた隊員たちの最後のメッセージや遺品、遺影などが展示されています。(南さつま市観光協会HPより)
特攻碑公園と特攻神社を出立して2時間ほど。程よく水分を補給しながら次の「万世特攻平和祈念館」へ向かいます。
途中両面テープで貼り付けてた後部用カメラが熱で溶け剥がれるアクシデントもありましたが、結束バンドで応急処置をしつつ無事に到着です。どんだけ熱いねん
8割方溶けながら無事に到着。
祈念館内は空調効いてそうですが、その前に周囲の慰霊碑に手を合わせて慰霊の念を送ります。
一通り祈り終わりましたら、満を持して祈念館内へ。入り口で料金を支払う時に「どちらからおいでになりましたか?」と聞かれましたので「福岡です。」と答えますと、手元のノートで確認されながら「福岡の特攻隊員は◯◯人いらっしゃいました。」と教えていただけました。
2階にある福岡出身者の写真の一部とイラストの由来も教えて頂き、大変勉強になりました。本当にありがとうございます。
そして館内。1階は写真撮影可能ということで、人の殆どいない館内で撮影開始。
この平和祈念館1階の目玉展示は「零式水上偵察機」。砂に埋もれるような感じで展示してありますが迫力あります。
奥のモニターで映像資料を見終わりましたら、覚悟を決めて2階展示の遺書や血書へ向かいます。
2階は前述の通り撮影禁止であり、30分程かけて全ての遺書に目を通しました。入り口で教えていただけた福岡出身の隊員の遺書や写真も見つけ、涙がとまりませんでした…。毎回泣いてるなぁワシ。
特に2階中央に展示されております「血書(堅い誓いや誠意を示すため、自分の血で文書を書くこと)」の気迫と想いに当てられ、動けなくなる自分が。どんな決意で飛行場から飛び立ったのでしょうね…。
そんな感じで1時間程展示を拝見した後は、鹿児島の左下にあります枕崎へ向かいます。
結束バンドを買ったスーパーの屋台で所望した薩摩川内名物「しんこだんご」。もっちもちしていてなかなかの美味。