佐伯海軍航空隊基地周辺の戦争遺構
佐伯海軍航空隊跡地周辺では現在でも多くの戦争遺構を見ることができます。濃霞山、長島山には多くの地下壕群があり、長島山山頂には機銃を設置したコンクリートの台座などが残されています。また、かつて陸上飛行場のあった興人敷地内には、掩体壕や戦闘指揮所が保存されています。身近にある歴史遺産を見なおし、「戦争」ということについて、少し考えてみませんか(佐伯平和祈念館やわらぎ内ポスターより)
というわけで、前回の続きでございます。
祈念館内の見学を終え、外に出てコーヒーを一服…時間は現在14時。あと1時間くらいはぶらぶらしても寒くなる前に帰れるな…。
というわけで、館内で見かけたポスターを参考にして「長島山」にあるという遺構を見に行きます!
川沿いの空き場所にバイクを置いて歩いていきますと、山麓の駐車場向こうにそれっぽいトンネルを発見。近くで見たいのは山々ですが、私有地内ですので入口から写真だけいただきまして山沿いをそのまま進んでいきます。
おぉ、あるある!
一部は鉄線で囲んでありまして侵入できませんので此方も遠くから撮影。どっかから中に入ることは出来ないのかな。
そしてポスターにもありました「長島山」への登山ルートを発見!
100mほどなので、気軽に登っていきます。気軽に・・・
なんか想像以上に急階段で割とツライw
途中にありました戦没者碑に手を合わせ、軽く汗をかきながら登ります。
そして頂上。
虎ロープが一応張ってありますが、数多く遺構が残っています。こりゃ結構凄いな…
3カ所程の機銃用壕と海側を見張るための待機所が残っておりました。
壕のほうは立ち入れませんが、待機所は別段立ち入り禁止にはなっていませんでしたので中に入って確認します。林が無かったら海が丸見えです。嗚呼素晴らしい。
そこから更に右奥へ道が続いておりますのでそちらへゴー。
奥には大きなコンクリート遺構が残っております。
指令室があったのか、それとも弾薬庫があったのか…静かな風に吹かれながら汗が引くまでゆっくりと拝見しました。
この後(ここの左から駆け下りれば、さっきの立ち入り禁止区域に入れるのでは…)とか考えたりもしたのですが、もうここまでで1時間経っておりましたのでおとなしく退散しました。次は濃霞山周辺の遺構も拝見したいです。
こんな感じで休日の山歩きを堪能した一日でした。