黒瀧山不動寺
黒瀧山不動寺は、上州南牧谷の奥深い黒瀧山の岩壁から滝しぶきの舞う処。
寺に到着すると、まず鐘楼、山門、不動堂、大雄宝殿、黒瀧泉そして開山堂へと続いている。上州の奥ノ院とも称され、江戸時代徳川五代綱吉公が帰依した1675年潮音禅師によって中興開山され、厄除け不動の霊場として千余年の歴史を重ねる古寺。
標高870メートルの黒瀧山。黒瀧三霊鳥の仏法僧、木魚鳥、慈悲心鳥も鳴く静寂幽玄な山寺。
その他の生き物や植物も数多く生息。悠久の時の流れの中で命をつなげています。(公式HPより)
というわけで長野入りした訳ですが、実は初日の目的地は「黒瀧山不動寺」だけでした。けどあまりのツーリングの気持ちよさに「行けるとこ行こうぜ!」という心の呟きに唆され、時間ギリギリまで長野を彷徨うことに…ということで、次は同じ長野県にあります「聖博物館」へ再訪です!
や、まぁ何か展示が増えたとかそういうのは無いのですが、陸奥関連の展示の一部が館内に移されたという噂を聞いておりまして、それならと改めて参った次第です。
とりあえず最初は此方の目玉展示・陸奥主砲身へ向かいます。
相変わらず素晴らしい雄姿…以前はこの砲の下部分(4枚目写真)に雨ざらしで陸奥の部品が置いてありましたが今はありません。うむ、やはり中に移されたのですな…
近くにいた子供が「これ大和?大和?」と話しながら近づいてくるのに「これは陸奥じゃよ少年!」と心の中で突っ込みながら博物館へ向かいます。
館内は空調効いてて涼しい・・・他の展示は一度見ておりますんで、陸奥を目指して奥に進みます。なんか途中段ボール製の大和とかあって少しニンマリ。
そして最奥。
エンジン等の展示がある部屋の窓下に、以前はかなりほったらかしだった陸奥の部品が並んでおります。こういう展示の仕方なら文句なしなんですよねぇ…ていうか砲身含めて触ろうと思えば触れるとこってここだけな気がします(^^;
一通り楽しみました後は、時間も残り少ないので急いで群馬へ。
途中の道が何というかマジ山道。車の離合も無理っぽいクネクネ道をどんどん上がっていきます。そして行きついた先は・・・
誰もいない駐車場の先に続く道。ここまで8時間くらい運転した後にこれは一寸…orz
いいよ!登るよ!と駐車場にバイクを置き、上着を脱いで登攀開始します。
かなりの傾斜をヒーヒー言いながら登って行きます。暑いわ喉乾くわで割ときっつい道を400m登った左手には…あった!これだ!!
これが今回の主目的のひとつ、陸奥の羅針盤を合鋳した鐘でございます。
喉の渇きも疲れも忘れ、夢中で鐘を拝見します。これかぁ・・・
落ち着きましたら御賽銭を入れて手を合わせ、平和の祈りを捧げました。
鐘楼から見る風景は超深山。なんかすごいとこに来たなぁと思いつつ奥の事務所へ行きましたが誰もいらっしゃらない…なんか飲み物あればなぁと思っていたのですが、人の気配がありませんので仕方なく戻ることに。一寸残念っス。
途中自販機も全くありませんでしたので、かなり麓にありますよろづやさんでポカリを2本一気飲み。しかしこの時期に甘酒・おしるこ・コーンスープ(あったか~い)というラインナップとは…超硬派なお店っスなぁ。
そんな感じでこの日はホテルへ向かい、部屋でコンビニ飯を食って終了。明日は6時半出発の予定で早めに就寝っス。予想外にハードな初日となりました。