艦これ御朱印帳

艦内神社の御朱印を集める

休艦日その243 泰盛山安養寺 & 軍艦愛宕慰霊碑(愛宕神社)(宮城県仙台市)———— 2020年 11月23日

永久平和乃鐘

泰盛山安養寺は仙台松音寺七世霊堂文徹、慶長十三年天神囲に開山す、文久二年現在地に移り、歴代住持連綿して現薫に至り三百八十年の歴史を保つ。
 今於此鐘堂を新築し大梵鐘を鋳造し泰安するに因み、この勝縁の因縁を誌して後世に培はんと冀うものである。(立心偏に竟)うに、昭和初頭より十数年に渉る戦争は、原爆投下等圧倒的力に無条件降伏に依り終結した。日あらたまり焼土復興に懸命する時、(示偏に丙)偶、戦艦陸奥自爆の一鉄片を入手す。これ戦塵に鬼骨と化せる英魂の形見として、この梵鐘鋳造の炉に(火偏に客)し、梵音の響きとなして永く英霊に報いんと終戦五十年を卜し心願を立て、壇信徒各位の協賛を仰ぎ山門頭に建立円成す。
俯して、大恩教主本師釈迦牟尼仏・高祖承陽大師・太祖常濟大師・当寺開山霊堂文徹大和尚暦住譜位大和尚に供養し上慈恩に酬い奉る。併せて万国戦士病没者陸奥乗員各々之霊位、当山壇信徒各家代々之精霊に回向し、家門繁栄子孫栄久を祈念す。
俯して冀くは、梵音永く万国の英霊を追弔して慰霊の誠を捧げ不戦を誓い、世界平和、万邦和楽の楽土を現ぜんことを。

平成七年六月吉日 

泰盛山 安養寺 二十八世 大法幸栄 謹白
(梵鐘彫文より)

愛宕神社 (仙台市)

宮城県仙台市太白区向山四丁目にある愛宕神社(あたごじんじゃ)は、愛宕信仰にもとづく愛宕神社の一つである。もと米沢にあった愛宕神社が、伊達政宗の移封とともにまず岩出山へ、ついで仙台へ移転した。仙台総鎮守。火防鎮護、辰巳歳生一代守護の利益があるとされる。仙台市都心部からみて南、広瀬川を隔てる標高75m愛宕山の頂上に鎮座する。(wikipediaより)

 

 

 

そんなこんなで戻ってまいりました宮城県

今回のメイン目的の一つ…それがここ「安養寺」にある陸奥鉄の鐘の探索です。

Twitter等でお聞きした情報によると(ありがとうございました)ここ(仙台市青葉区愛子館)にある安養寺が所持しているとの事だったのですが、ネットではあまり情報がない…と言うことで、幾つかある安養寺すべて調べるつもりで、時間を取って参った次第です(現在昼過ぎ)。

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と言うわけで「泰盛山安養寺」に到着でございます。

ここに陸奥鉄を使った鐘があると聞いてきたのですが…

 

 

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うむ、今まで見てきた陸奥梵鐘と形が違うのです。

これは違う場所だったかなーと少し思いつつ、とりあえずお寺の方に伺ってみますと「これが陸奥の遺鉄を使った鐘ですよ」との事!お礼を言って周囲の探索開始です。

 

 

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梵鐘に彫ってある文を読むと、これは泰盛山安養寺さんが独自で作られた梵鐘との事。他の梵鐘と形が違うのはその所為かと納得しながら手を合わせ、慰霊の念を送らせていただきました。どうか永く平和の続きますように。

 

 

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その他のお堂やお地蔵様にも手を合わせ、お寺の方にご挨拶してから次へ向かいます。

 

 

 

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次の目的地は「仙臺総鎮守 愛宕神社」なのですが、ここの入り口の坂が狭い&パナイ傾斜でちょっと怖い…恐る恐る登っていきます。

 

 

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山頂にありますは、小さいながらも賑わいのある神社本殿。山門をくぐって先にご挨拶します。そして目的の場所は本殿向かって右手にありました。

 

 

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ここが「軍艦愛宕宮城県出身戦死者)慰霊碑」です。

花やお供えが沢山並んでおり、とても大事にされている慰霊碑のようです。自分も手を合わせて慰霊の念を送りました。どうか安らかにお眠りください。

 

 

短い旅行もそろそろ終盤です。