野母崎遠見山電探基地跡
雲仙の電探が撤去された後、標高 259 メートルを山頂とする野母崎遠見山に新たに電探基地が設置された。もとは、江戸時代に外国船の来航を監視する遠見番所がおかれていた見晴らしの良い場所である。(長崎県 Ⅰ 戦争遺跡・遺構より)
伊王島砲台跡
第二次大戦中に陸軍駐屯部隊が築いたという円形の野砲台跡が残存している。
遺構は、長崎市指定名勝「伊王島灯台公園」の範囲内に位置している。(長崎県 Ⅰ 戦争遺跡・遺構より)
※前半の場所はあまり慣れてないと難しい場所です。探索は自己責任で。
なんか毎週出かけてる気がしないでもないですが、皆様いかがお過ごしでしょうか(=゚ω゚)
例年ですとこの時期は福岡マラソンのボランティアで忙しいどころの話ではないのですが、今年は色々中止で時間だけはたくさんあります。と言うことで、今日は長崎のはじっこ「野母崎」にあります電探基地跡、それと伊王島にあります砲台跡も見学してまいりました。
や、もうこの天気だと出かけない理由がないのですw
ゴキゲンなツーリングで長崎県は野母崎へ。今日は軍艦島(端島)もよく見えます。
一応登山道の入り口くらいはネットで調べてきたのですが…
一方は完全に草で埋まっていましたので、もう一方にあります金毘羅様の裏道ルートで登ることに。先が思いやられまする(正解)。
金毘羅神社に続く細っこい階段を登り、まずは本殿にご挨拶。とりあえず道中の安全をお祈りして道を急ぎます。
超はっきり言います。道無いっス。
いや、無いことはないのですが、時々思い出したように出てくる表示板(手書き)とロープが目印にはなるので登れないことはないという感じ。結構な数の倒木が道をふさいでるのもあって3~4回道を外れて変なとこに迷い込みました。
割と恒常的に運動してるワイでも汗だくになる傾斜と足場なのです orz タオル代わりにハンカチを頭に巻き付けて上へ上へ。
30分程彷徨ったところで平坦な場所に出ます…お!
かなり深い(3~4m)地下壕を発見!
昔はハシゴが備え付けてあったような感じですが、今は落ちると絶対上がって来れねぇ感じです。
そしてそのすぐ手前には…
アンテナが挿してあったか空気穴なのか、細っこい通風孔が空いてました。ここが遺構かぁ…
ここの先に展望台があり、ベンチをあると聞いてたのですが…
この先は倒木で道が完全に遮られており、斜面を行くとなると結構な危険があるので今回は断念してここで食事にします。風は心地よいのですが冷えてきたので上着を羽織ってラーメンタイム。美味し。
食べ終わって周囲を探索したのですが何もなし…というか草が積もりすぎて隠されている可能性大。なんか苦労の割にちょこっとの遺構でございました。
帰りは違うルート(観音寺・学校跡ルート)で下山したのですが、途中超迷って変な冷や汗かいたり、遺構っぽい場所見つけて突撃したら古いお墓だったりしながら無事にバイクまで戻りました。概ね2時間くらいかかったです。
そして次の場所であります伊王島へ向かいます。ここは以前まだ橋が無かった頃にフェリーで仕事しに来た覚えが。
とりあえずそれっぽい場所を探索したのですが何処にも見当たらない…ん、ここは?
結構奥まった場所にあります「伊王島灯台旧吏員退息所」を見かけましたので、一通り拝見します。「来たら記帳しろよ」と書いてありますので、管理室の近くにあるノートに記帳・・・管理室から音が聞こえる・・・(=゚ω゚)
(コンコン)「すいません!この辺に砲台跡があると聞いたのですが!!」
恥も外聞もなく、中にいらっしゃった管理人のお爺様に話を伺います。すると「ちょっと待っとれ」と管理室を閉めて案内していただけることに…ありがとうございます!!
その1
このカーブ下のところに半月型の砲台跡があるとの事。今は草生しておりますが、確かにコンクリートの遺構が確認できました。
その2
駐車場前の土台の奥、この竹林の向こうに砲台跡があるとの事。無理やり突入したのですが蜘蛛の巣と竹が密集していて突破は無理でした(おじい様に笑われましたw)。
その3
高さ2mほどのコンクリート製防塁。お爺様もなんでこんなのがあるか昔から謎だったとの事。
その4
駐車場裏にある石垣。最近石垣よく見ますw
こんな感じで詳しいお話を伺うことができまして本当にありがとうございました!
「次来るときまでに草刈っとくから」とお約束まで頂きましたw 感謝の言葉もございません。
これにて今日の予定は終了。予想以上に時間をかけて探索できた伊王島を後にします。
暗くなった帰路をひた走りますが、そろそろメッシュ手袋じゃ手が凍える…。