伊号第六十三潜水艦
伊号第六十三潜水艦(いごうだいろくじゅうさんせんすいかん)は、日本海軍の潜水艦。伊百五十六型潜水艦(海大III型b)の5番艦。
1939年2月2日未明に、訓練のため豊後水道水ノ子島灯台西方の配備点で漂泊していた伊63の右舷補機室後部に、僚艦の伊60がほぼ直角に衝突し沈没した。(wikipediaより)
遭難記
伊号第六十三潜水艦は、昭和十四年二月二日、豊後水道における訓練の配備点である水の子島灯台の三一九・五度、五・五マイルの地点に漂泊中、伊号第六十潜水艦に衝突され、沈没した。
水深九十三メートル、荒天と波浪のため引揚げ作業は困難を極めたが、昭和十五年一月二十一日引揚げに成功、この地で荼毘に付された。
殉難者の冥福と平和を願い、ここに碑を建立する。
(伊号第六十三潜水艦殉難者荼毘之地 碑文より)
えー、昨日の続きでございます。
「宇佐空の郷」を見学した後、未確認だった場所を壁の大地図で発見しまして急遽そちらに向かうことに。
先ずは小学校の横にあります忠魂碑です。
こちらは「若八幡神社」の境内にあるらしく、まずは本殿にご挨拶。
拝殿には天皇皇后両陛下の写真が飾ってありました。
二基の忠魂碑の他にも共同慰霊碑がありましたので、そちらにも手を合わせます。どうか安らかにお眠りください。
次はそこから5分ほど川の方へ向かいます。
カッター等の横付けに使用されていた海軍桟橋です。一応防波堤の外にありますが普通に乗れるっぽい。
近づいてもあんまり逃げなかったカモメ。
ここで写真撮影中に同好の人らしき老年の二人がいらっしゃって写真撮影を頼まれました。「年取ると機械がわからんでな」とおっしゃるお祖母様と少し話し込み、ご家族がもうすぐ海自を年齢で退役されるという事でお祝いの言葉をお伝えしたところ、帰り際にお饅頭を頂くことに。本当にありがとうございました(^^
この後は宇佐を離れて南に90分程、佐伯に向かいます。
先ずは伊63の慰霊碑があります真宗寺へ…の筈が、到着したのは何故か佐伯市役所。えらい町の中にあるんだなーと不思議に思ったんだよなぁ…仕方ないので市役所前で住所を検索して入れ直し、30分程時間を無駄にして正しい目的地へ。
今度は無事に到着です。ただ本堂は現在工事中との事でした。
お寺の駐車場にバイクを置かせてもらい、焼香の準備だけ持って裏の墓地山を登ります。敷地の右奥から登れる模様。
登り口から左に向かって中腹最奥に「殉国者合祀塔」が。そしてその脇に小さく「伊号第六十三潜水艦殉難者慰霊之碑」が建っております。折角なので両方共にお参りさせていただきました。
日も陰りだした時分、最後に向かうのは「伊号第六十三潜水艦殉難者荼毘之地」の碑があります瀬会公園です。
整備された海辺の近くにキャンプ棟があり、夏に来ればちょっと良い感じのスポットなんでしょうが現在は2月。寒い以外に感想もありません。海風も強く人っ子一人いない海岸沿いを歩きますが風の強さと相成ってちょっとした罰ゲーム風味。この寒さはマジで洒落にならねぇ…。
思ったよりも近くにありました碑を見つけ、寒さを忘れて慰霊の念を送ります。
どうか安らかに。
これにて厳冬の大分行は全巻の終了です。思ったよりも天気が崩れずに助かりました。
次の連休は御朱印旅行復活の予定。