飯塚市歴史資料館
飯塚市歴史資料館は郷土の歴史・文化財に対する市民の理解と認識を深め、市民の文化活動、生涯学習に寄与するために、昭和56年11月に開館しました。先人の残した過去の貴重な文化財を未来へ残すことは、現在に生きる私たちの大切な責務です。(資料館HPより)
久世龍郎海軍一等飛行兵曹
◯時 昭和二十年八月八日 世界第二次大戦末期 米軍戦爆連合大編隊北九州に飛襲せし時 第三四三海軍航空隊所属一等兵曹 久世龍郎(三重県津市出身)は 若干十八才の身を以って単機大村基地を発進 鯰田上空にて敢然敵大編隊に突入し熾烈なる空中戦を交え この地にて國土防衛に◯◯◯◯ 依って茲に石に刻み彼の霊を弔うと共に世界の平和を祈念する(碑文より)
忠魂義烈殉職碑
維時昭和六年六月一日於飯塚市嘉麻川畔飛行演習中殉職大刀洗飛行聯隊故陸軍航空大尉正七位勲五等久次萬次同曹長酒見晴雨将士爲慰霊(碑文より)
えー梅雨も明けて暑さも本格的になってきた時分、皆様如何お過ごしでしょうか。
自分は学会の司会やら会合やらで超ストレスが溜まっておりまして、飯塚市歴史資料館で夏の間だけ展示をする『戦艦「金剛」の軍艦旗』と周囲の慰霊碑を見て来ました。
この日は普通に平日ですので2時間ある昼休みを活用しての閲覧です。大体資料館まで往復で1時間半・・・他の休みに来ればいいのにと思わなくもないですが、むしゃくしゃしてやった。途中で超雨に降られましたが後悔はしておりませぬ。
ちなみに撮影許可は頂いたのですが、写真のネット配信は不可との事なので公開はできません。
飯塚市出身の田川吉郎さん(故人)が、金剛沈没時に軍隊旗を体に巻き付けて脱出し、中国軍に捕虜になりましたが、釈放されて台湾から帰国した後に軍艦旗を返還されたとの事です。
大きさもさながら、ボロボロに解れている実物の迫力に息を飲みました…。みなさんもお近くに寄られる事がありましたら、ぜひ実際に見学されてください。
そこから原付で2~3分、飯塚オートレース場の近くにあります「故海軍一等飛行兵曹 久世龍郎君之碑」へ到着です。
八幡空襲の際に迎撃に出た久世龍郎少年飛行兵(第三四三海軍航空隊所属)が飯塚にて墜落・戦死されたのを悼み、地域住民が慰霊碑を立てたのがこちらだそうです。
とても綺麗にされている慰霊碑に向かって手を合わせました。
そして帰り道で見つけたのが此方の碑。
こちらは大刀洗飛行聯隊の訓練中の事故で亡くなった人の慰霊碑でした。
折角なので手を合わせて慰霊の念を送らせていただきます。どうか安らかにお眠り下さい。
この後、暑さと豪雨の中を突っ切って帰還しました。
ちょっと疲れましたがストレス値はだいぶ下がった模様w