艦これ御朱印帳

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休艦日その158 殉国之塔 & 特攻基地大浦崎(P基地)(広島県呉市)———— 2019年 7月15日

殉国之塔

この殉国之塔は、旧呉海軍工廠跡を見下ろす宮原十三丁目の丘陵地に建立されておりましたが参拝の道筋も整備されておらず分かり難い危険な場所にあり忘れ去られる虞がありました。

この為、呉市の許可を得て旧呉海軍工廠跡(この地より北西部一帯の平坦地)を望める場所で安全に心置きなく参拝できる此処、鍋山第一公園に有志の浄財を以て移設いたしました。

旧呉海軍工廠は、昭和二十年(一九四五年)六月二十二日午前九時二十分頃より正午前までアメリ爆撃機B29約290機の空襲を受け主力工場は壊滅し従業員並びに女子挺身隊員男女動員学徒、軍人四七六名が悲惨な殉職をされました。

ここに殉職者を追悼し、この殉国之塔が後卋まで平和の礎となることを念願いたします。(殉国之塔移設趣意より)

特攻基地大浦崎(P基地)

昭和17年10月極秘裏に工場の建設が始められ、翌18年3月創業開始これが特殊潜航艇(甲標的)製作専門の呉海軍工廠分工場であった。また時を同じうして搭乗員の養成が始められ、受講者は艇長、艇付、合わせて2600名、内戦死者は439柱に及んだ。

当基地の任務は甲標的の生産、搭乗員の養成、特攻兵器の研究開発で、昭和20年になると甲標的丁型(蛟龍)の完成をみ、一方回天(人間魚雷)も実用段階に達して、来るべき本土決戦に備えたが、同年8月15日終戦を迎えて基地は廃止され、現在では平和な公園、町民いこいの場所となっている。(碑文より) 

 

 

えー暑くなってきた陽を仰ぎながら行く広島。市内を抜けてとうとう呉に到達でございます。

もう行き慣れた道を江田島に向かう…ハズでしたが、道中で「殉国之塔はコチラ」という看板が目に入りました。

 

気になって向かってみますと…

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呉の港を見下ろせる場所に、静かに大事に作られた慰霊碑がありました。

これも縁と言うことで、手を合わせて慰霊の念を送ります。どうか安らかにお眠りください。しかし何で今まで気付かなかった(ーー;

 

 

途中で休憩を取りつつ、今まで通過点だった音戸町の裏側にあります「大浦崎スポーツセンター」に到着!日陰にバイクを置いて公園内に入ります。

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公園内は沢山のキャンプ客や海遊びの人たちで賑わっておりました。横目で見つつ最深部へ向かうワシ。

 

 

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ありました、P基地の記念碑。ここを起点にぐるっと遺構をめぐります。

 

 

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まずは発電所跡。かなりしっかり残っております。裏も見たかったんですが草と虫が凄すぎて断念 orz

しかし解説の看板も無いのがもったいないなぁ。

 

そこから直進しますと…

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私有地内にがっつり使ってるっぽいレンガ倉庫が。これまた羨ましい・・・

ここで行き止まりですので、小山に沿ってぐるっと回ります。

 

 

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入れそうな横穴、登れそうな壁面等ありましたので、これは冬に再度来るべき物件と確認しました。今は湿ってる上に蒸し暑くてちょっと入れないッス(^^;

 

 

次はとうとう久しぶりの江田島へ突入です!!